飯田市上郷黒田の野底山森林公園を維持管理する「モーリーの森応援隊」は2月26日、公園内に鳥の巣箱を設置した。23個の巣箱を取り付け、園内にたくさんの小鳥のさえずりが響くことを願った。
作業には約20人の隊員が参加。8個の巣箱を新たに組み立て、これまで設置していた15個を修繕した。完成した巣箱は脚立を使って約2~3メートルの高さの木の幹に取り付けた。
「小鳥の森樹木園」を中心に、マレットゴルフ場や「モーリーの森交流館」周辺に設置。小鳥の森樹木園には小鳥が好む実を付ける樹木が植えられており、鳥を観察するためのあずま屋がある。
同園では毎年、春から冬にかけて巣箱を設置しており、シジュウカラなどが巣を作っている。5月には応援隊がバードウオッチングを開き、巣箱の中を確認する。
佐々木久好隊長(74)は「きれいな巣箱ができたので、たくさんの鳥が入ってほしい。鳥が生活しやすいように枝のせん定といった管理にも取り組んでいく」と話した。
応援隊は上郷まちづくり委員会の特別委員会で、現在は45人ほどで活動している。この日は巣箱設置のほか、園内の清掃やマレットゴルフ場のマット張り替えも行った。
◎写真説明:巣箱を設置するモーリー隊