【飯田市】座光寺自治会が電動トゥクトゥク「PACO」の試乗会開く リニア開通後の観光での活用に

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[ 2021年 12月 9日 木曜日 15時54分 ]

 リニア開通後を見据えた地域づくりを検討する飯田市座光寺自治会の産業建設部は8日、電動トゥクトゥク(三輪バイク)の試乗会をエス・バードで開いた。同部のメンバーや市職員ら計12人が参加。実際に運転を体験するとともに、車両の販売やレンタル事業を展開する学生ベンチャー「eMoBi(エモビ)」(東京都)の役員から導入事例なども聞き、リニア県駅で降車した観光客の足としての活用を考えた。

 試乗したのは、同社が自治体や企業向けに提供する3人乗り電動トゥクトゥク「PACO」。家庭用コンセントで1回100円ほどで充電でき、最高時速45キロ、航続距離は80キロという。普通自動車免許(AT限定も可)があれば誰でも運転できる。

 参加者は交代でハンドルを握ったり後部座席に乗り込み、エス・バードの駐車場内を周回。乗り心地やスピード、カーブの走行などを確かめた。

 同部員の鈴木徹さん(70)は「EVなので音が静か。思ったよりもスピードが出て小回りも効く」。市環境モデル都市推進課の熊谷健太郎係長は「三輪バイクと同じような運転感覚なので、自動車しか乗ったことがない人だと難しいかもしれない」とそれぞれ話した。

 同社取締役で慶応大3年の後藤詩門さん(22)は、小型EVならではの静かな走行音や小回りの良さ、環境への配慮を強調。レンタル事業を展開する長崎県壱岐市や千葉県南房総市などの事例を交えて観光への活用を提案し、「農家の多い飯田市では収穫体験・農地の周遊ツアーなどができれば面白い」と語った。

 試乗後の意見交換では、都市部以外での車両シェアの難しさについて議論。同社の車両の製造は現在、中国のメーカーに委託していることから、部員からは「飯田市で部品の製造や組み立てをできないか」などの提案も出ていた。

 櫻井清彦部長は「観光での活用だけではなく、個人利用の需要もあると感じた。将来的には若い人たちを招いて電動トゥクトゥクの製造を新しい産業にできれば」と期待を寄せた。

◎写真説明:試乗する参加者

  

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