モノづくりの将来を担う若手技能者が日本一を競う昨年12月の「第59回技能五輪全国大会」で、時計修理部門で銀賞の伊藤海成さん(21)と、銅賞の本島幸恵さん(23)=ともにシチズン時計マニュファクチャリング飯田殿岡工場=が3日、飯田市役所に佐藤健市長を訪ね、受賞を報告した。
受賞した2人はメダルを持参して報告した。伊藤さんは「ほどよい緊張感で力を出し切ることができた」と振り返った。県選手団の主将を務めた本島さんは緊張やプレッシャーの中でもベストを尽くすことができたといい、「訓練の中で培った知識や経験を現場や後輩の指導に生かす」と語った。
佐藤市長はそれぞれの功績をたたえ、今後もリーダー的な立場として活躍することを願った。
全国大会は昨年12月17~20日に東京ビッグサイト(東京都)など14会場で行われ、1028人が42種目に分かれて技術を競った。県勢は16種目に39人が参加し、金賞1人、銀賞2人、銅賞3人、敢闘賞7人で、全国技能士会連合会会長賞を受けた。
◎写真説明:受賞を報告する本島さん(左)と伊藤さん