飯田高校自治会(生徒会)は1日、「ウクライナの皆さんと語ろう!お話を聞こう!」と題した交流会を同校で開き、ロシアの侵攻を受けて高森町に避難しているウクライナの親子9人の声に耳を傾けた。
生徒約50人が参加し「世界に向けて訴えたいことはあるか」「ウクライナの生活に戻ったら何をしたいか」などと質問し、高森町の生活環境や日本人の人柄についても聞いた。
「ロシアとウクライナの住民同士の交流は戦争でどう変わったのか」と尋ねたのに対し、避難している親子は「昔から兄弟のように接していた友人が多くいたけど、戦争が始まると国民同士も仲が悪くなり、とても悲しい。ロシアにいる親せきとも連絡が途絶えている」と語った。
質疑応答後の歓迎レセプションでは邦楽班と空手班による発表があった。
自治会長(生徒会長)で3年の佐藤峻さんは「自分たちに何ができるかを考える中で、戦争への理解を深める場として企画した」といい、語る会を通じて「戦争が起きていることを肌で感じた」と話していた。
◎写真説明:飯田高校で開かれた語る会