NPO国際りんご・シードル振興会(後藤高一理事長)は、南信州のシードルを楽しむイベント「セプテンバー・シードルフェスin南信州」を9月1日から30日まで展開する。好みのシードルを参加飲食店に持ち込む「シードルBYO」(1~30日)と、飯田下伊那・上伊那のシードルを集めたマルシェ「南信州シードルコレクション」(24日)の開催を予定している。
BYOは「Bring Your Own」(自分で持ち込む)の略で、飲食店に自分のワインを持ち込む仕組み。国内では山梨県や塩尻市で定着している。
今回のシードルBYOは、対象の販売店で南信州産シードルを購入する際、イベント参加を申し出て、ボトルに専用シールを貼ってもらい、参加飲食店に来店日時を予約。来店時にボトルを持参し、料理と一緒に味わう。
南信州シードルコレクションは、飯田市吾妻町の中央公園多目的広場(旧市公民館前、通称プール跡地)で正午から午後5時まで開く。
振興会主催の屋外イベントとしては「100万人のキャンドルナイト」と連携し、2019年にりんご並木で開いた「ナガノシードルコレクション」以来3年ぶりとなる。
今回は伊那谷のシードル生産者が10社以上集まり、試飲(無料)とボトル入りシードルの販売を行う。
参加各社が製造する日本酒、ワイン、ビール、焼酎、ブランデー、リキュール、ジュース、ジャムなどの販売、キッチンカーの出店も予定している。
後藤理事長は「シードルはアルコール度数が低いため、BYOは店のデメリットにならない。目玉イベントの南信州シードルコレクションはコロナ禍のため対象地域を絞り、マルシェ形式とした。生産者とのコミュニケーションを楽しんでもらえたら」と話し、参加を呼び掛けている。
詳細は振興会の公式サイトと参加店で配布の冊子で。問い合わせは事務局(電話080・5144・0883)へ。
◎写真説明:南信州各地のシードルとイベントのポスター