自動車用ナンバープレートに独自の地名を表示する「ご当地ナンバー」について、南信州広域連合は17日の連合会議で、地域名表示を「南信州」として導入の手続きを進めることを確認した。今月中に県を通じて国に申請。導入が決まった場合、交付開始は2025年5月頃になる見通し。
導入に向けた2度目の住民意向調査で、導入に「賛成」が68・8%、「反対」が30・3%。16日までに構成する14市町村の合意を得た。
意向調査では図柄入りのナンバープレートに取り入れたいイラストについても聞いた。果物や山、民俗芸能・伝統工芸、川、星、名所・観光に関するものが多く、果物関係ではリンゴ、市田柿、ナシ、ブドウ、サクランボ、ブルーベリーなどが上がった。
図柄案は4月に公募を開始し、9月に住民投票を実施する予定。11月の決定を目指し、年内をめどに図柄に関する提案書を提出したいとする。
この日の連合会議で、高森町の壬生照玄町長は「ご当地ナンバー導入後も、松本と南信州を選択できると思っている住民がいる」と指摘し、周知を求めた。