【飯田市・下伊那】特定外来生物「アカボシゴマダラ」の目撃情報相次ぐ

地域の話題

[ 2022年 6月 9日 木曜日 15時22分 ]

 環境省が特定外来生物に指定するチョウ「アカボシゴマダラ」の分布が飯田下伊那地域でも広がっている可能性が指摘されている。飯田市美術博物館の生物専門学芸員の四方圭一郎さんによると、今年は飯田市や松川町などの民家周辺で多くの目撃情報があるという。

 4日には同市久米の城山公園で、本紙記者が飛び回るアカボシゴマダラの姿を捉えた。

 アカボシゴマダラは中国原産。人為的に放蝶されたもので、日本では1995年に埼玉県で記録されて以来、関東地方を中心に分布を広げている。幼虫が同じエノキを食べるという理由で、在来種のオオムラサキやゴマダラチョウなどに影響がある可能性が危ぐされ、2018年に特定外来生物となった。

 伊那谷自然友の会が発行する「伊那谷自然友の会報」によると、県内では14年に北佐久郡軽井沢町で初めて確認された。飯伊では19年に天龍村で春型成虫が見つかった。

 四方さんは「外来種は突然増えたりいなくなったりするため、先のことは何とも言えないが、より多くの人の目に触れる存在になるかもししれない」と話している。

◎写真説明:飯田市久米で見つかったアカボシゴマダラ

  

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