高森町の下市田区民会館でイルミネーション・ライトアップが始まった。桜の木が青と白の幻想的な光に包まれ、訪れた人の目を楽しませている。来年1月16日までの午後5時から午後9時に点灯。31日は深夜もライトアップを行う。
新型コロナウイルスの影響で区の夏祭りや文化祭が2年連続で中止になったことから、代替イベントとして支館と区が企画した。区民会館前に植えられた樹齢50年の大きな桜の木を1万個のLED電球で飾った。
初日の19日には点灯式を開催。区民の絆を深め、希望の光になるよう願いを込め、カウントダウンとともに点灯した。この日限定で区民が手作りした竹灯明約300個を並べた他、木遣り喇叭保存会によるラッパの演奏も行われ、会場は地域住民でにぎわった。
来賓の壬生照玄町長は「コロナも落ち着きつつある中、地域を盛り上げようとする動きはありがたい。下市田から町を元気にしてほしい」とあいさつ。上沼基広支館長は「クリスマスと新年に楽しい思い出をつくっていただき、来年への希望にしてほしい」と期待を寄せた。
◎写真説明:イルミネーションと竹灯明の光が競演