飯田市千代のNPO法人里山べーすとよこね田んぼ保全委員会は21日、第20回「案山子コンテスト」の投票を開始した。開催20回を迎える記念大会で、既に地区内外から個人と団体18組がエントリー。関係者らは投票への参加を呼び掛け、投票期間中の作品応募も歓迎すると話している。
里山べーすとよこね田んぼ保全委員会は、約3ヘクタールにわたる美しい景観の保全、伝統文化を後世に受け継ぐためさまざまな活動を展開している。
今年のコンテスト期間は9月23日まで。オーソドックスなかかしをはじめ、アイデアにあふれたかかしも続々と展示が始まっている。
投票は、よこね田んぼトイレ前に設置した投票用紙と投票箱で受け付ける。
里山べーす代表の上原祐二さんは「秋の収穫まで、まだ時間がある。かかしの本領発揮の時季までに、多くの方に応募していただけたら」と投票とともに新規エントリーにも期待を寄せた。
関係者らによると、各種団体の交流や夏休みの自由研究の一環として応募準備を進めている参加者もいるという。
得票数により各賞を決定し、結果は10月開催の収穫祭で発表。入選作品には「よこね米(はざ掛け天日干し米)」や豪華賞品、出展者にはもれなく参加賞をプレゼントする。
応募、問い合わせはNPO法人里山べーす事務局またはよこね田んぼ保全委員会事務局(電話0265・59・2003、(FAX0265・59・2080)へ。
◎写真説明:投票を開始した「案山子コンテスト」