3大流星群の1つ「ペルセウス座流星群」が11~13日に見頃を迎えている。ピークとされる12日には、阿智村の浪合パークで観賞会があり、定員の50人が参加。東海圏を中心に関東や関西からも観光客が足を運び、流れ星を観測して歓声を上げた。
パークの「星兄(ほしにい)」こと田端英樹さん(58)が案内人を務めた。広場に集まった参加者らに田端さんは「少し雲が出ているが、半月なので星を見るには絶好の光の加減だ」と話し、レーザーポインターを使って北の極星「北極星」の見つけ方や、さそり座といて座の間を流れる天の川の場所を説明。時々流れ星が流れると、参加者らは「見えた!」「きれい」などと声を上げて盛り上がった。
観賞会が終わるころには雲が晴れ、一面の星空が広がった。田端さんが「寝転がって視野を広げてボーッと見ると良く見えるかも」とアドバイスすると、参加者らは仰向けになったり、場所を移ったりして、自由に星空の観賞を楽しんだ。
埼玉県から訪れた男性(35)は「10個くらい見えた。星にはロマンがあって良い」と笑顔。同県の女性(27)は「普段空を見上げることがないのでじっくり見てみるときれい」と話し、名古屋市の女性(22)は「人生で初めて流れ星を見たので感動した」と語った。
田端さんによると「ペルセウス座流星群」は11~13日が見頃で12日の午後10時過ぎにピークを迎えた。最大で1時間に20個ほどの流星を確認できるという。
◎写真説明:観賞会の様子