ラジオ体操で健康づくりと温泉郷の魅力を発信しようと、阿智村昼神温泉郷の女子旅★推進委員会(中島美香委員長)は、県の地域発元気づくり支援金を活用した動画撮影に取り組んでいる。12日には、全旅館から従業員や経営者ら70人ほどが昼神朝市広場へ集まり、一斉に体操するシーンを撮影した。
ラジオ体操は今年で90周年を迎えた国民体操。親しみやすい体操での健康づくりと観光地のPRを目的に動画を制作しようと、女性の目線から温泉地の活性化に取り組む同委員会が企画した。
動画は村内だけでなく、天竜川下り、ラフティングなど飯田下伊那の観光地21カ所で撮影する。朝市広場に屋外モニターを設置し、毎日開催する昼神朝市で動画を上映する予定だ。春のハナモモのシーンも撮影するため、完成は来年春以降になる。
中島委員長は「昼神温泉の朝市で、地元の人も観光客も一緒にラジオ体操をする取り組みを進めたい。地元の方にも親しまれる温泉郷を目指していきたい」と話した。昼神温泉郷では若手経営者らのグループが、絵馬を使った周遊プロジェクトも計画している。