三穂で防災ワークショップ 避難所運営ゲームで体験

地域の話題

[ 2015年 3月 6日 金曜日 12時11分 ]

 飯田市三穂公民館(今村嘉孝館長)の女性委員会(久保田有子委員長)は3日、「ほっとけない楽習会」として防災ワークショップを開催した。市危機管理室の後藤武志さんを講師に、災害時の避難所運営を疑似体験するゲームを開催。次々降りかかる難問に意見を出し合い、避難所運営の課題を体験した。

 ほっとけない楽習会は、女性委員会主催の講座として健康や防災などをテーマに年3回開催している。避難所運営ゲームは避難者の年齢、性別、国籍、それぞれが抱える事情などが書かれたカードを、避難所に見立てた図面にどうやって適切に配置するかを考えるゲーム。避難所で起きるさまざまな出来事への対応も疑似体験できる。

 後藤さんは、阪神淡路大震災や新潟県中越地震での避難所の様子を紹介しながら運営の課題を説明。「カギを開けるだけではどうにもならない。避難所は大混乱になる」と指摘し、本部の設置や食料物資の受け入れ場所、部屋割りなど必要になる事柄を説明した。

 参加者は6人ずつグループになり、避難所に見立てた体育館の図面を見ながら、運営を疑似体験。受付や掲示板の場所、通路用のスペースなどを考えると次々と訪れる避難者を受け入れた。

 ペット連れで世帯主がいない人や両親を失った子ども、外国人や障害のある人など避難者のケースはさまざま。断水でトイレが使えない状況の中、トイレをどうするのか、支援物資受け入れ場所をどこにするかなど、グループ内で意見を出し合っていた。

 後藤さんは「災害で避難する人は身内を亡くすなどリスクを背負った人が多く、心のケアが大切になる。その場で生活するというイメージを膨らませてほしい」と助言し、外部から避難所内が見えないように工夫することなどをアドバイスした。「避難所がどんな状況になるのか、全く知らないまま運営するのは難しいこと。ゲームでの体験をマニュアル作りや運営を考えるきっかけにしてもらえれば」と話していた。

  

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