地元の川に親しんでもらおうと、飯田市下久堅公民館(松本富雄館長)は「海の日」の20日、親子体験教室を下虎岩の塩沢川で開いた。親子20組65人が涼しい川に入り、ニジマスのつかみ取りを一斉に楽しんだ。
塩沢川はその昔川遊びが盛んに行われ、保護者にとっては懐かしい場所。久々に行事の会場としたことしは、1歳から11歳までの子どもが集まり、“昔の子どもたち”と一緒に160匹のニジマスを追った。
つかまえた魚は高学年の児童がさばいて塩焼きにし、青空の下でおにぎりと一緒にほおばった。
川の周辺には近くの住民も訪れ、楽しげな光景を笑顔で見守っていた。
参加した子どもは「初めての体験が楽しかった。魚もおいしかった」、企画した育成部の役員は「(川の近くにある)『宝の湯』さんの協力があって開けた。川幅があり、親子が一斉に楽しめたのがよかった」と話していた。