五輪出場選手が来町

地域の話題

[ 2021年 8月 4日 水曜日 15時25分 ]

 中米コスタリカの代表として東京五輪に出場し、競技を終えた選手たちが3日から、ホストタウンを務める松川町に滞在している。新型コロナウイルスの影響で規模は小さくなったものの、町は地域を挙げて歓迎し、交流を深めている。

 来町したのは陸上女子100メートル障害のアンドレア・バルガス選手(25)と男子陸上400メートル障害のジェラルド・ドゥルモンド選手(26)の2人。アレクサンダー・サラス・アラジャ駐日大使夫妻も同行した。

 3日午後に町役場に到着した4人を、町は横断幕と拍手で歓迎。あいさつのためマイクを握ったバルガス選手は「山に囲まれた景色が大変きれい。自然が好きなので自分にとっては完ぺきな場所」と初めて訪れた町の印象を語り、ドゥルモンド選手は「コロナ禍でも交流が実現しうれしい」と話した。

 4日午前は町中央公民館えみりあで歓迎交流会が開かれ、松川中学校の生徒10人が町や日本の文化について紹介。所属する伝統芸能団体で習った「南京玉すだれ」を披露し、選手たちに指導した3年の生徒(14)は「言語の壁はあるけどジェスチャーでしっかりと伝わった。一緒に1つの技をできてうれしい」と話した。

 選手や大使たちは中学生に教わりながら日本の伝統芸能を体験。書道では自分の名前を片仮名で書くのに挑戦した。日本語と初めて持つ毛筆に苦戦していたが、指導を受けてすぐに上達。色紙に「400メートルハードル ジェラルド」と堂々と書き上げたドゥルモンド選手は「コスタリカの自室に飾りたい」と笑顔だった。

 自由に質問する時間も設けられ、生徒と選手たちは競技だけでなく日本のアニメや漫画の話題でも盛り上がっていた。

 町は2012年にJICAの研修員を受け入れたことをきっかけにコスタリカとの交流を持ち、東京五輪のホストタウンにも立候補。コロナ禍でもオンラインで交流を継続している。宮下智博町長は「参加する選手も生徒の数も少人数になったが、結果として深い交流ができたのでは」と話していた。

 選手らは感染防止のため、外出はせず町内の宿泊施設に滞在。4日午後はスポーツ交流会や講演会に出席し、5日に帰国する予定。同行しているサラス大使は「交流のためにコスタリカのことを学んでくれてうれしい。選手たちの姿が松川町の子どもたちにとっても見本になれば」と語った。

◎写真説明:中学生の指導で南京玉すだれを体験した選手と駐日大使夫妻

  

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