豊丘村伴野運動公園「なしっこ公園」が30日、リニューアルオープンした。前日の29日には村中央保育園と村南保育園の園児を招いてセレモニーを開催。園児たちは新しく安全な遊具で力いっぱい遊んだ。
約7400万円をかけて公園全体を改修。既存の遊具などを撤去し、巨大遊具や幼児用遊具、ブランコ、大人向けの健康器具なども設置した。
既存の水遊び場を浅く安全に改修したほか、ローラースケート場をバスケットボールのハーフコートに変更。老朽化したフジ棚を撤去し、バーベキュースペースにした。周辺の駐車場なども整備した。
施工業者や村内のリニア関連工事に関わる業者、近隣の事業者などが、園内にベンチや桜などを寄贈した。
セレモニーで下平喜隆村長は「世の中は新型コロナウイルスで暗い雰囲気だが、明るくて楽しい公園ができた。皆で元気に遊んで村の中心として盛り上げていこう」と園児たちに呼び掛けた。
公園は1993年に完成。2015~16年の定期点検で基準不適合判定の遊具などが撤去され、他の施設も老朽化していたため、地元の伴野区が改修を要望してきた。
村は昨年6月の補正予算で改修経費を計上し事業化。公募型プロポーザルで上田市の公園施設会社ワールドドリーム(柳澤章好社長)と契約し、改修工事を進めた。
伴野区の長谷川義久区長は「長年要望してきたが、全面的に新しくしてくれるとは思わなかった。広い芝生広場もあるので、村内外に関わらず多くの人に利用してもらいたい」と話した。
バーベキュー利用は無料だが管理する伴野区に予約が必要。申し込みは、伴野区役員で公園管理担当の小澤雅信さん(電話0265・35・2293)へ。
◎写真説明:新しくなった遊具で遊ぶ園児(伴野運動公園で)