千代児童が万古渓谷ツアー

地域の話題

[ 2017年 7月 10日 月曜日 15時13分 ]

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 飯田市千代公民館の青少年育成委員会は8日、千代と泰阜村が誇る秘境「万古渓谷」の魅力を地区内の子どもに伝えるツアーを開いた。71人で沢歩きを体験したり、古くから千代のシンボルとなっているトチノキの巨木と対面したりして、冒険気分を味わった。

 30年以上にわたって開いている行事で、今年は千代小と千栄小、竜丘小の児童26人と保護者、小学校の教職員、公民館の委員らが参加。万古渓谷を知り尽くした住民でつくる「万古渓谷の会」の5人が案内役を務めた。

 バスで1時間の上流域に向かった一行は、時間をかけて沢に続く山道を下り、樹齢750年、幹周り9メートル、高さ25メートルの市天然記念物「万古の栃の木」と対面。小学生は「わあ、大きい」と口々に話しながら巨木を見上げた。

 木のいわれを説明した万古渓谷の会の野田充夫会長(67)は、空洞化と腐朽が進み、3年前に大枝が落ちたことなどにも触れ「あと何年もつか分からない。よく見ておいて」と語り掛けた。

 子どもたちは根元にまつられたほこらも興味深そうに眺め、信仰の対象だった巨木に親しんだ。

 続く沢歩きでは、足を何度も川に浸しながらゴールの林道を目指し、小さな滝は岩場にかけたロープを使って登った。バスに無事戻った親子は「大冒険だったね」と声を弾ませた。

 昼食をとった唐沢の滝では、川の水で流しそうめんをしたり、滝で水遊びをしながらアマゴやクワガタムシを捕まえるなど、夏休みを先取りした気分も味わった。

 兄妹で参加した福澤滉一朗君と優衣さんは「大きい木だった。川を登るのは疲れたけど、川遊びは楽しかった。水は冷たくて気持ちよかった」と振り返った。

 沢柳勝彦館長(69)は「子どもたちの目が輝いていた。たくさんの収穫があったと思う」と話した。

  

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