マツタケの産地として知られる喬木村の3小中学校で30日、給食に、地元で採れたマツタケ入りの炊き込みご飯が提供された。
ことしは豊作の傾向で、第二小が山学習の一環として学有林でマツタケ狩りをしたところ、例年よりも多くの量が採れた。
「他の学校でも」と65本計4キロのマツタケが同校から村教委に届けられ、村教委は別に調達した地元産の6キロを合わせた計10キロを給食用に用意。献立の一部を変更し、学校共同調理場で680人分を作った。
炊き込みご飯が各教室に届き、独特の香りが広がると子どもたちは待ちきれない様子。「いただきます」の合図で勢いよくかき込んでいた。2年生男子児童の一人は「とってもおいしいです」と笑顔で語った。
村教委によると、マツタケ給食はマツタケが多く出た年に行われており、昨年に続いて3回目。原三雄教育長は「地元の秋の味覚を楽しんでもらえたら」と話した。
第二小の恒例の収穫祭は11月13日に開く予定で、地元住民らを招待してマツタケ給食を楽しむ。