喬木村阿島の帰牛原にある「菊花農園」でハナモモが見頃を迎えている。赤、白、ピンクの三色に咲き誇り、来場者を楽しませている。
管理する松澤俊子さん(70)によると、ハナモモは種や苗から育て、園内に約450本植わる。今年の開花は例年に比べて1週間ほど遅いという。開花時期の違う品種があるため、4月末まで楽しめる。
ハナモモの周囲には2万株ほどのスイセンも植わり、ほのかな香りを漂わせている。5月には5000株のアイリスが咲き始め、秋にはヒガンバナを楽しめる。
農園は喬木第一小学校の北約300メートルの帰牛原大久保地区に位置し、一帯はなだらかな斜面。かつては雑木林や遊休農地になっていた荒地で、松澤さんが10年前に約2ヘクタールを借りて整地した。
「花桃祭り」を開催中で、入場は無料。五平餅や地元農産物を販売している。問い合わせは松澤さん(電話090・3150・6502)へ。
◎写真説明:見頃を迎えたハナモモ