阿智村駒場と春日の国道153号沿いに植えられたハナモモが例年よりかなり早く開花した。周辺ではサクラも見頃を迎えており、赤、白、ピンクの競演がドライバーや通行人の目を楽しませている。
村では3月29日に開花を確認。ここ10年では最速だった2018年よりも2日早い開花という。飯田下伊那地域は30日に夏日を記録するなど連日気温が上昇しており、村は国道沿いについて「18年と同様に週末から来週にかけてが見頃になるのでは」とみている。
毎年多くの観光客が訪れる園原の月川温泉郷一帯「花桃の里」のハナモモも、ことしは今月中旬ごろの開花が見込まれ、見頃も大型連休前になりそう。18年は5月1日には概ね花が散ってしまっていたといい、熊谷秀樹村長は「今年は早めに見に来て」と話していた。
花桃の里では17日から5月5日までの期間、「はなももマーケット」を開催する。新型コロナウイルス感染拡大状況を踏まえ、駐車場で来場者の検温や連絡先の聞き取りを行う他、飲食エリアを旅館「野熊の庄月川」周辺、物販エリアは智里西自治会館の横にそれぞれ設ける。販売はいずれも午前9時~午後4時。
◎写真説明:阿智村の国道沿いで開花したハナモモ