「ガーナの女の子の命と健康を守るために」を今年の目標に掲げたチャリティー活動「ホワイトリボンラン」の飯田拠点イベントが６日、飯田市の天龍峡周辺で開かれ、地元を中心とした３０人が約７キロを走った。

　市民有志グループ「ＩＩＤＡ　ＷＡＶＥ」のランナーズウエーブイイダ（沖村賢司代表）の呼び掛けに応じ、地元のほか松本市、安曇野市からも親子がイベントのＴシャツを着て参加。起伏のあるコースを走りながら、天龍峡の景観と会話を楽しんだ。

　ホワイトリボンランは国際協力ＮＧＯジョイセフが、妊産婦事故のない世界の実現を目指し、２０１６年に始めた取り組み。８日の国際女性デーを基準日に、飯田を含む全国４７カ所でチャリティーランが行われる。

　今年は１０代女性の妊娠率が高いガーナ・イースタン州を支援の対象とし、参加者の登録料は早過ぎる妊娠を防ぎ、女性の健康と権利を守る啓発活動に充てられる。

　沖村さんは開会式で「ほかにも良くないことが多い世の中だが、元気に走って支援の輪を広げていけたら」とあいさつした。

◎写真説明：公式Ｔシャツを着て走る参加者（天龍峡で）