飯田市立動物園(長良健次園長)=同市扇町=で19日、保育・幼稚園の園児および小中学校の児童、生徒を対象とした写生大会がスタートした。天候にも恵まれ、午前9時の受付開始直後から、園内は多くの親子連れらで大にぎわい。子どもらは、気に入った動物の前に陣取ると、真剣な表情で動物を観察しながら筆を進めていった。
飯田市主催、日本動物園水族館協会中部ブロック共催、南信州新聞社など後援。また、飯田女子短期大学の学生がアドバイザーとして協力。画題は動物園の動物または園内の風景で、応募作品のなかから、金賞、銀賞、入選作品が選ばれ、7月上旬(予定)に表彰伝達式が行われる。
同動物園では、先月14日に「ちびっこランド」がリニューアルオープンして以降、週末の来園者が増えているという。この日もウサギ・モルモット・リクガメ・ヤギ・ヒツジの獣舎が新しくなり、新たにポニーも加わった、ちっびこランド内「ふれあい広場」は大人気。多くの子どもたちが、かわいらしい動物を間近に見ながら描いていた。
長良園長は「じっくりと観察し、動物の新しい一面を発見してもらいたい。昨年の参加者は430人。ことしは500人に届けばうれしい」と話している。
写生大会は20日午後3時まで行われる。