22日には一足先に平谷シニアクラブ(滝澤治郎会長)がヒマワリの種まきとマリーゴールド畑の整備をした。ボランティア活動として毎年実施。会員30人ほどが集まり、国道153号沿いの畑で2時間ほどの作業に汗を流した。
種まきは、村の平松地区と赤坂地区の2カ所で行った。10年ほど前から実施していて、毎年5月に種をまいている。
平松地区に集合し、道沿いの約100メートルに及ぶ畑を耕してマルチを張った。穴を開けて土を掘り、630カ所ほどに種を2粒ずつまいた。
ひらや高原スキー場横の国道沿い(赤坂地区)約60メートルの畑でも、300粒ほどの種まき作業をした。
滝澤会長は「労力がいるが、みんなでやればあっという間」と笑った。
最後にひまわりの湯前の道沿いの畑を整備した。休耕地だったこの場所は、毎年3000本のマリーゴールドが咲き、来訪者を魅了している。元々は別の団体が行っていた管理を、同クラブが5年ほど前に引き継いだ。6月の苗植えに備えてマルチを張った。
参加女性は「毎年参加していて、花が咲くのが楽しみ。年々高齢化によって参加者が減少しているが、いつまでも元気に続けられたら」と話した。
新型コロナウイルス感染拡大のために中止の心配もしたが、「今年もなんとか花を咲かせたい」との思いでマスクを着けるなど予防策を講じ作業にあたった。
クラブが水やりや草取りを行い、ヒマワリは8月中旬、マリーゴールドは10月にも見頃を迎える。
◎写真説明:種まき作業に取り組む会員ら(平谷村赤坂地区で)