飯田市追手町の市立中央図書館は15日、小学生対象の「中央図書館たんけんツアー」を開いた。親子連れら9組が参加。普段入ることができない書庫を見学した。
4月23日から5月12日までの子どもの読書週間の特別行事として開催した。
はじめに職員が同館の概要を紹介。書庫を含め38万冊があると聞くと、参加者から驚きの声が上がった。このうち貸し出し用が16万冊で、子どもの本は書庫分も含め7万冊あるという。また、3階建てに見えるが、5階建てになっている。
児童たちは職員しか入れない書庫を見学。同館には2つの書庫があり、2階フロアの受け付けカウンター後ろから入った。幾重にも本棚が並び、細い通路を歩いて回った。動く本棚もあり、隙間なく並び壁のようになっていたが、ハンドルをゆっくり回すと移動し始め、中から本が現れた。
子どもたちは「としょかん分類ビンゴ」にも挑戦。背表紙のラベルを見て本を探し、用紙のマスに本のタイトルを書いた。フロア全体を回り、職員が何の分類の本がどこにあるかを紹介し、最後は機器を使ってバーコードを読み取り、本の貸し出しも体験した。
上郷小6年の女子児童(12)は「入れない場所も見れて楽しかった。書庫にはいろんな本がたくさんあってびっくり。回っていたら気になる本を見つけたのでまた借りてみたい」と話していた。
◎写真説明:書庫を見て回る参加者