カメラマンなどに人気の根羽村黒地の柿の古木―。数年前から実がならない年が続き、今年も不作の裏年か、葉っぱのみが風に揺られている。
カメラマンに人気のスポットで、例年の秋には「樹下にある古びた物置小屋との対比に風情がある」として愛好家らが多数訪れている。
樹齢百数十年で老化が進んでいるのか、近年は実をあまりつけない「不作」が続く。
昨年は久しぶりに実をつけてファンは歓喜。赤く色づいた実が秋の日に映える往年の姿が戻り、近くの住民も「樹下に広がる水田に施肥をした栄養が柿にも及び、元気を取り戻したのでは」と話していた。
今年は「隔年結果」の裏年にあたるのか、再び実がならず、寂しい姿になっている。
◎写真説明:根羽黒地の柿古木