2020年東京五輪・パラリンピックに出場する各国代表選手と地域住民との交流を進めるホストタウンに関し、松川町ホストタウン推進員で地域おこし協力隊の白井瑞穂さん(27)が、政府の東京五輪・パラリンピック推進本部から「ホストタウンリーダー」として表彰された。
町は中米コスタリカをホストタウンの相手国とし、交流事業を進めている。
23日に都内で開かれた「ホストタウンサミット2019」(同推進本部主催)の中で、他の模範となるような取り組みの中心的な役割を果たしているとして、白井さんら4人を表彰した。
表彰を受け、白井さんは「表彰を励みに、コスタリカにまだ馴染みのない人にも関わってもらえるような発信や企画を考え、心に残るホストタウンにしたい」と話していた。
白井さんは町ホストタウンの推進役として、2017(平成29)年11月に町の地域おこし協力隊に着任した。国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員としてコスタリカに派遣され、2年7カ月間滞在した経験があり、現地では国立大で日本語コースを担当した。着任後は在日コスタリカ人との文化交流を進めたり大使館との接点になり、町民参加型の「コスタリカくらぶ」の立ち上げにも尽力。同国公用語のスペイン語を町民らが学ぶ「スペイン語教室」を開いたりする。
◎写真説明:表彰された白井さん(右から2人目)