天竜川沿いの景観整備・環境保全に取り組む「鵞流峡復活プロジェクト」(曽根原宗夫代表)に1年間協力してきた竜丘小学校6年生65人は18日、同プロジェクトの関係者を招き、竜丘産メンマを使った感謝のラーメン大会を開いた。
6年生は昨年度の3学期から、活動に参加。2月に竹林の伐採を行い、5月にはメンマの材料になる「伸びすぎたタケノコ」250キロを収穫した。
阿智村の加工業者を通じてメンマにし、11月には地元スーパーなどで販売。6日間子どもたちが店頭に出て販売したところ、毎回15分ほどで完売するほどだった。
販売の収益金を活用して、同プロジェクトのメンバーや加工業者、販売協力店舗などの関係者を招いてメンマを味わい、感謝の気持ちを伝えようと、ラーメン大会を企画。つけ麺のラーメンとともにメンマを味わった。
子どもたちの感謝の気持ちとメンマを味わい、曽根原代表(54)は「年間を通して一緒に活動してくれた。最高の味。一生忘れられないものになりそうだ」と喜んだ。
児童たちは、同プロジェクトの協力で、竹灯籠作りやプールでの竹いかだ体験なども行った。6年の女子児童(12)は「自分たちで関わることになって地元産メンマや鵞流峡に親しみが持てるようになった。普通ではできないたくさんの体験をさせてくれてありがとう」と感謝した。
収益金の残り26万円余は、6年生から同プロジェクトへ寄付した。鵞流峡の保全活動に活用していく。