大鹿村は24日、2年任期の「大鹿さくらの女王」の認定証授与式を村役場で開き、第12代に選ばれた女性2人に認定証が柳島貞康村長から手渡された。
第12代は、専門学校生の駒瀬未来さん(20)=同村大河原=と信金職員の石口真衣さん(25)=駒ケ根市=の2人。
大鹿さくらの女王は、大西公園にある約3000本の桜を広くPRしようと1997(平成9)年に始まった。2年に1度選考会を開いて女王2人を選んでいるが、今回は2人のみが応募。そのため選考会はなく、事前に行われた審査会で全会一致で2人を新女王に決めたという。
この日、審査員や第11代女王らが見守る中、新女王の2人は認定書とトロフィーを受け取り、たすきとティアラを第11代女王から着けてもらうと、うれしそうに応じていた。駒瀬さんは「大鹿村で生まれ育ったことを誇りに、大鹿の魅力を発信していく」、石口さんは「肌で感じた大鹿村の魅力を多くの人に伝えていけたら」とそれぞれ抱負を述べた。
4月の大鹿さくら祭りが村民へのお披露目となり、大鹿歌舞伎の定期公演や夏祭り、産業文化祭など村の行事に参加し村のPR活動に協力していく。
◎写真説明:第12代女王に選ばれた駒瀬さん(左)と石口さん