地元の川に親しんでもらおうと、飯田市下久堅公民館育成部は「海の日」の17日、親子体験教室を下虎岩の塩沢川で開いた。保育園児から小学生までの50人と保護者や役員ら40人が集まり、ニジマスのつかみ取りを楽しんだ。
かつては川遊びが盛んに行われた地元の川を見直し、親子で夏の思い出を―と4年前から続けている。
ニジマス200匹を放流し、4匹ずつ捕まえて塩焼きにし、みんなで味わった。
毎年参加してコツをつかんでいる児童も多く、腰を低くして岩の下の奥まで手を伸ばしたり、逃げ道をふさいだり。 次々と捕獲すると、テレビ番組さながらに「とったど~」と声を上げ、友だちや保護者たちに見せていた。
初めて参加した下久堅小学校5年生の男子児童(10)は「魚はぬるぬるしていた。動きが速かったが、たくさん捕まえれて良かった」と笑顔を浮かべた。
育成部の宮内雅部長(60)は「親子で自然と触れ合い、下久堅の魅力を再確認してくれたら」と話していた。