遠山川の河川整備計画で説明会

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[ 2013年 9月 7日 土曜日 9時30分 ]

 飯田市南信濃地区を流れる遠山川の河川整備計画をめぐり、県下伊那南部建設事務所(田代幸雄所長)は5日、同地区で説明会を開いた。最大課題の河床回復については、課題に応じた工法などを解説。昨年に住民の代表者を交えて意見交換を重ねた「遠山郷いい川づくり会議」の常設化構想を伝えた。5カ年計画とし、今月から順次着手する。

 多自然の川づくりや地域の特色を生かした河川改修を目指し、モデル事業に指定して進める県の「信州のいい川づくり」の一環。地域の代表者ら19人の委員と、関連機関のアドバイザーらが昨年11月から6回にわたって意見交換を重ね、▽河床の安定▽高水敷の確保と水際の活用▽自然と景観の保全―を柱とする計画を策定した。

 説明会には会議のメンバーを中心に22人が出席。これまでの経過や同事務所が行った詳細設計の概要を聞いた。

 河床低下について同所は、遠山中学校付近、中橋付近で行う帯工や護岸への根固めブロック設置を例に課題を挙げながら想定される工法を紹介。景観保全や親水性の強化に向けて計画している高水敷の確保は、出水時も視野に入れ、コンクリート構造の中心部を自然石やコンクリートなどで覆う隠れ水制を設置する考えを伝えた。

 同所はまた、いい川づくり会議が掲げた「人・自然・文化のハーモニー!奏でつづける遠山川」の実現に向け、「目標を共有してともに力を合わせて活動することが重要」として同会議の常設化を提案した。

 景観の維持や管理、河川の里親制度(アダプトプログラム)への登録、モニタリング、施設などの点検、修繕などについて連携する組織で、「ハードとソフトの両面で持続性のある取り組みをしていきたい」と強調。住民らも応じる姿勢を示した。

 遠山川はかつて、狭い川幅で和田地区を蛇行しており、昭和30―40年代には大きな災害を繰り返した。三六災害以降の改修で現在は堤防の間を直線的に流れているが、河床低下が深刻で、地元からは三遠南信自動車道の開通などを見据えて、親水性を得られる改善を求める声が出ている。

 同所は河床回復や親水性のある高水敷の回復を目指し、今年度からの5カ年計画で工事を展開。総工費1億5000万円を想定し、今月の発注から段階的に実施する。

  

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