阿南町平石のヒマワリ農場が21日開園し、約1ヘクタールの敷地に咲き並ぶ、黄色い大輪の花が来園者を楽しませている。22日には同町大下条保育園の園児らが訪れ散策。大きく育ったヒマワリを見上げながら、「きれい!」、「みんな同じ方を向いて咲いてるね」などと声を弾ませていた。
住民有志でつくる「野良舞夏(やらまいか)ヒマワリ倶楽部」が2005(平成17)年から管理するほ場。広いほ場いっぱいに鮮やかな黄色の花が咲き乱れる景色は壮観で、毎年、町内をはじめ、県内外から多くの人が観賞に訪れている。同町によると、開園期間中、例年約4000人が来園するといい、町の夏の観光名所になっている。
例年はお盆前に開園し盆過ぎには見頃を迎えるが、今年は長梅雨などの影響により生育が遅れている。遊歩道入り口付近では見頃を迎えているが、奥に進むにつれ未開花のものもあり、全体では3~5部咲き程度。月末ごろまで楽しめそうだ。
場所は阿南町西條の国道151号を、豊本ホーエイ前で左折。次の交差点を左折し町道53号線を北へ3キロほど進んだところにある。今年は栽培面積を縮小したが、昨年初めて栽培した「黒いひまわり」ムーランルージュも楽しめる。
◎写真説明:ヒマワリを楽しむ園児ら