阿智村で新規就農者の激励会開く

地域の話題

[ 2010年 2月 20日 土曜日 8時10分 ]

 阿智村と同村農業委員会は18日夕、新規就農者の激励会を村コミュニティ館で開いた。有機農業を志して同村にU・Iターンした3戸の若者4人が、岡庭一雄村長と農業委員、議会議員、村と営農支援センターの職員らと親ぼくを深めながら意見交換した。

 激励会に招かれたのは、2年前に伍和丸山にUターンした高坂友三さん(37)、8月に伍和北青見平へIターンした小塚英且(ひでかつ)さん(28)=名古屋市出身=・恵美子さん(30)=広島県出身=夫妻、9月末に伍和西栗矢へIターンした品川雄(たけし)さん(28)=東京都出身。小塚さんと品川さんは、村の協力を得て農地と空き家を見つけ、定住を決めた。

 国際協力NGOで海外の若者に農業を10年指導し、現在は有機農法による野菜の少量多品目栽培に励む高坂さんは「一つの目安としてきた3年目を迎える。販路や生産面で問題はあるが、なんとかやっていけるよう頑張りたい」とあいさつ。

 自然豊かな環境を求めて阿智を選んだ小塚夫妻は「村と農委の協力で荒れ地が立派な畑になった。春からの仕事が楽しみ」「予想以上にいい所で住民の人柄もよく、運命を感じる。皆さんとずっと仲良くしながら貢献したい」。

 埼玉県の農家で有機農業を学び、学生時代の友人・小塚さんに阿智を紹介された品川さんは「母校のある名古屋に近い立地が魅力。地元の先輩から学びつつ、目指す作物をつくりたい」と語った。

 岡庭村長は「農業の持続と村の持続は表裏一体の関係。若い皆さんの農業展開は心強く、地域の期待も大きい。創造的な農業に対しては村を挙げて支援する」、園原一典農業委員長は「阿智の農業施策は飯伊トップクラスだと自負している。自信を持って取り組み、今後来る人の見本となって」と励ました。

 意見交換で主催者側は、それぞれの意欲や地域に溶け込もうとする姿勢を評価し「基本を覚えれば難しくない」「経済的な課題も乗り越えて」とアドバイス。新規就農者は、農地と空き家を探している知人への情報提供を求めた。

 同村には45歳以下の新規就農者を支援する制度があり、3戸はその対象世帯。村はIターン者に年120万円、Uターン者には年60万円を無利子で最大3年間融資し、村の認定農業者になると初年度融資分の返済が免除される。

 農業の再興を目指す同村は、農地のあっせん・仲介から調査研究、栽培技術指導、農産物の販売促進までを手掛ける社団法人の産業振興公社を新年度に立ち上げる。

  

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