飯田市中心市街地の諏訪町、東新町、鈴加東新の合同による「どんど焼き」が5日、小伝馬町の風越公園であった。親子らが参加し、無病息災を願ってやぐらを燃やした。
同地区の小学校PTAが主催した。早朝に集まった子どもたちは高さ5メートルの竹をやぐらの中心に据えるなどして組み上げ、町内を回って集めた松飾りやだるま、しめ縄なども積み上げた。
午前10時に4人の自治会長が点火。一気に燃え上がる炎に子どもたちは歓声を上げ、竹の節が抜ける破裂音が時折響くと「すごい音」と大喜びだった。
やぐらは数分で焼け落ち、残り火を使って餅を焼いたり、棒の先に挟んだ菓子をあぶったりして味わう姿も見られた。参加した男性(76)は「少子化が進むが、地域の伝統行事として今後も続けていけたら」と話していた。
風越公園では他にもやぐらが組まれ、多くの住民でにぎわった。
◎写真説明:点火し燃え上がるやぐら