5企業、団体が「南信州たけの子プロジェクト」契約書調印

地域の話題

[ 2010年 10月 7日 木曜日 15時33分 ]

 飯田下伊那産タケノコの地産地消やブランド化などを目的に、5つの企業・団体が連携して取り組む「南信州たけの子プロジェクト」契約書の調印式が5日、豊丘村役場であった。業務連携の契約を締結。生産から加工、販売までの協力体制を構築し、竹林整備や雇用対策にも結び付ける。

 参加するのは、菓子・食品総合卸売業の外松(飯田市松尾上溝)、NPO法人「だいち」(豊丘村)、豊丘村農産物加工組合、小池手造り農産物加工所(飯田市下久堅)、県学校給食会(長野市)。豊丘村、県下伊那地方事務所、県中小企業振興センターが支援・協力する。

 調印式には5つの企業、団体の関係者ら約40人が出席。経過報告に続いて各企業、団体の代表がプロジェクトへの抱負を語り、タケノコの煮物や天ぷら、味ご飯などの試食を楽しんだ。

 タケノコはだいちが集荷し、同加工組合と同加工所で水煮などに加工。外松を通じて学校給食会に販売し、県内の学校給食に提供する。当面は豊丘村のタケノコを活用する。学校給食会飯田支部は10~20トンの買い入れが可能とし、将来は飯伊地方全域から集荷する方針だ。

 試験運用として、本年度は水煮600キロを飯伊地方の小中学校などの給食に提供した。「地産地消を進める学校給食の現場で評価が高く、需要に追いつかない状態だった」(事務局)。来年度は4トンの販売を目指し、スーパーなどにも販路を広げる。計画によると、2012年度は6トン、13年度は10トンの販売が目標。冷凍など保存技術の検証を進め、12年度までに新商品を発売する。

 竹林の整備も事業の1つ。安定した生産量を確保するため栽培、ほ場整理の技術指導を行うほか、生産者や支援機関と協力して荒廃林の管理体制を整備。間伐材の活用も検討していく。

 調印式に出席した豊丘村の吉川達郎村長は「それぞれの力を結集した夢のある新たな試み。今後に期待したい」と述べた。

  

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