JAみなみ信州が日本農業大賞受賞

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[ 2019年 2月 4日 月曜日 15時58分 ]

 飯田下伊那地域特産の干し柿「市田柿」のブランド力向上に努めるJAみなみ信州(田内市人組合長)の柿部会が、第48回「日本農業賞」の組織集団の部で大賞を受賞した。地域全体での加工方法の改善や生産量の向上、ブランド化や海外輸出への取り組みが評価された。3月9日、都内で受賞式に臨む。

 日本農業大賞は、日本農業の確立を目指し、意欲的に経営や技術の改善に取り組み、地域社会の発展にも貢献している個別経営と集団組織、食や農の担い手として先進的な取り組みを行っている個人や集団組織を表彰する。

 集団組織の部には全国から95件の応募があり、このうち3件が大賞に選ばれた。

 同柿部会は部会数2060件の大組織のもと、600年以上前から飯伊地域で生産加工されている市田柿の安全・安心、信頼を確保するため、2014年から柿の皮をむく際の脱針に着手するなど、加工方法の改善を推進。部会員の7割以上が70歳以上の高齢者で、家族経営が中心の状況のなかで、連携協力を図りながら生産量の確保にも努めてきた。

 また県で登録第1号になった地理的表示保護制度(GI)を活用したブランド化への取り組みも評価の一つになった。特に海外輸出では台湾や香港を中心に輸出を加速していて、今後はマレーシアやシンガポールなどへも販路を拡大する方針だ。

 田内組合長は「輸出は東南アジアを中心に昨年よりも2割以上増加した。組合員が一丸となって盛り上げ、次の生産者を育て、地域振興に尽力していきたい」と述べた。

 現在、飯伊地域の約500ヘクタールで柿が生産されており、干し柿は約2500トンを製造。販売額は50億円余に上る。常盤昌昭柿部会長は「大正10年ごろ、市田地区の皆さんが先頭に立って加工し始め、広く飯田下伊那に普及し、さらに名称を統一できたことがすばらしい。長い歴史を経て全国で評価されたことがうれしい」と受賞を喜んだ。

◎写真説明:日本農業賞集団組織の部で大賞を受賞したJAみなみ信州柿部会

  

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