南相馬桜井市長を励ます会 

地域の話題

[ 2011年 6月 4日 土曜日 13時08分 ]

 1日から飯伊入りしている福島県南相馬市の桜井勝延市長は2日夜、同市出身で飲食店「丼々恋グルメ館」=飯田市三日市場=の経営者、鈴木一意さん(61)が企画した「桜井市長を励ます食事会」に出席し、現状の報告や避難住民らに労いの言葉を掛けた。

 結婚を機に30年前移住し、22年前に店を開いた鈴木さん。震災後、飯田市で避難生活を続ける南相馬市民らの受け入れ施設にほぼ毎日足を運び、支援を行っている。この日は「多忙な毎日を送っている桜井市長を励ましたい」と食事会を企画。飯田市在住の南相馬出身者や避難住民、避難者を支援している地域住民ら約30人を招き、訪れた桜井市長を激励した。

 桜井市長は開口一番「おばんでございます」と福島弁で切り出すと「私を支えているのは皆さん一人ひとりの目の輝き。生き残った人たちは再起できる。この思いを一つにすれば、素晴らしいまちづくりが行える」と強調。「心を立て直すことが一番大事。一歩一歩再興できる日を思い、心を一つにしていこう」と避難住民に呼び掛けた。

 受け入れに対し、感謝の言葉を受けた牧野光郎市長は「いつでも、できる限りのことをしっかりやっていきたい。今日は南相馬の話で盛り上がってもらいたい」と話し、震災前までは寿司職人で、飯田市に来てからは同飲食店に手伝いに入っている南相馬市出身の男性(45)が「いつ帰れるかは分からないが、生きていかなくてはならない。1日も早い復興を願いながら、自分たちも頑張っていく」と思いを伝えた。

 懇親会の席上、避難住民らが実際の衣装を身に付けて「相馬二遍返し」「相馬流れ山」など故郷の踊りと歌を披露。寄せ書きを記した大旗3枚や義援金を桜井市長に手渡した。「がんばろうという時期に入ってきている。桜井市長も46都道府県を回り感謝を伝え終えたら、本格的な復興に乗り出すと思う。市長を励ましたかった」と鈴木さん。「復興には長い時間がかかる。支援やボランティアも長期的な視点で続けてもらいたい」と語った。

  

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