飯田国際交流の夕べ開く

地域の話題

[ 2019年 12月 10日 火曜日 15時41分 ]

 外国人住民との交流を通じて異文化に触れ合う「飯田国際交流の夕べ」が8日、飯田市座光寺のエス・バードであった。飯田国際交流推進協会(河原進会長)が主催し、30回目。約1000人が訪れて節目のイベントを楽しんだ。

 飯田国際交流推進協会は1989(平成元)年に設立し、翌年から飯田国際交流の夕べが始まった。

 テーマは「手をつなごう!小さな世界都市をめざして」。会場ではワールドキッチン、ワールドステージ、ワールド体験・展示といった催しを展開。うちステージ発表は下伊那農業高校吹奏楽班がオープニングを飾り、ベトナムやペルーのダンス、中国舞踊、アルゼンチンの歌と踊り、獅子舞などが続き、熱演が来場者の拍手を誘った。

 ワールドキッチンは中国、ブラジル、スリランカ、ベトナム、フィリピン、コスタリカをはじめ約10カ国の伝統料理や家庭料理を試食でき、家族連れらが列を作って味わった。

 民族衣装を試着できる体験コーナーやスタンプラリーもあり、スタンプラリーは各国の文化や国旗に関するクイズに答えながら楽しそうに巡る姿が多く見られた。

 高校生にとっては国際感覚を身に付ける場となり、地元の多くの高校生がボランティアスタッフとして参加した。また飯田風越高校の生徒は射的を通して日本の文化に触れる企画を考え、外国人住民に人気に。松川高校ボランティア部は被災地の東北支援物資を販売したり、台風19号の義援金を募ったりした。

 来日3年目のベトナム実習生(28)=同市駄科=は「友達が増える良い機会になっていて、毎年楽しみです」とうれしそうに語った。

 昨年までは南信州・飯田産業センター(上郷別府)で開催してきたが、今年は会場をエスバードに移した。協会副会長・事務局長で実行委員長の三石高亜樹さん(60)は「会場が変わり、リフレッシュした形の中で楽しんでもらえたと思う。来年、再来年につながる意欲も感じた」と話していた。

 市男女共同参画課によると、3月末現在の市内の外国人住民は2316人。人口の2・3%に当たる。33カ国で、国籍別にみると中国が994人と最多。フィリピンの494人、ブラジルの350人、ベトナムの205人と続く。ピーク時の03年の3243人と比べると減ったが、最近は2200人~2300人台で推移している。

◎写真説明:熱演が繰り広げられたステージ発表

  

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