飯田市新型コロナウイルス感染症対策本部会議は25日開き、県独自の感染警戒レベル(6段階)の基準見直しを受けて市の対応策を話し合った。公共施設の利用基準を緩和。県の新たな基準だとレベル3となるが、感染者数が減っていないとして庁舎内は「レベル4相当」で当面対応することを確認した。
県はレベルを引き上げる要件の「直近1週間の新規感染者数」をこれまでの2倍に変更した。
市は職員の感染や職場内感染によって市民サービスの影響が出ないようにと、当面はこの要件を適用する方針。市役所としての感染警戒レベルの判断は、県が示す南信州圏域の直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数の推移を1週間程度みた上で判断する。
市有施設の対応は県基準に合わせてレベル3となる。レベル1~3が「感染予防対策を徹底した上で使用可、飲食の制限なし」、レベル4~5が「屋外施設は使用可、屋内施設は定員の半分の利用に限り使用可」となり、レベル6は「原則休館」。レベル6でも地域自治活動や、図書館(中央、上郷、鼎)での本の貸し出し、開催の中止・延期が不可能な場合などは使用できる。
市議会も、開会中の6月定例会について同様にレベル4相当で対応することを確認した。