新型コロナウイルスワクチンの3回目接種で、飯田市は1月31日、65歳以上の高齢者に向けて接種券の発送を開始した。2回目接種を済ませた順に発送する計画で、接種は2月4日に始まる。
この日は約2000人分の接種券を発送した。一部を前倒しで対応。保健課によると、昨年6月中旬までに受けた人に向けて発送する準備を進めており、今後についてはおおむね週1回の間隔で発送する予定とした。
先行接種で使用するワクチンはモデルナ製で、南信州広域連合事務センター内の集団接種会場(上郷別府)と15の医療機関で接種できる。保健課によると、接種件数は週約4000件を見込む。
集団接種会場は月曜日を除く午後1時~5時15分に運営する。接種数は1日234回で、1週間だと1404回。予約状況によって日曜日の接種体制を拡大する。
市はモデルナ製のワクチンで一斉スタートし、接種の進行状況を見ながらファイザー社ワクチンの接種を開始する方針。集団接種会場、病院、診療所の計44の医療機関に広げて展開する考えで、ファイザー社ワクチンの接種は2月後半の開始を目指す。
希望する高齢者の接種について「2月中を目指す」とし、64歳以下の接種開始は3月中になる見通し。問い合わせは市コロナワクチンコールセンター(電話0265・22・4585)へ。
3回目接種を巡っては、医療従事者のうち病院勤務の人は昨年12月13日、病院勤務以外の人は1月8日にそれぞれ開始。高齢者施設の入所者や従事者らを対象にした接種は1月22日にスタートしている。