鳥インフル地域連絡会議で防疫演習

子育て・医療・福祉

[ 2013年 12月 14日 土曜日 9時06分 ]

 県下伊那地方事務所は12日、飯田合同庁舎で「高病原性鳥インフルエンザ地域連絡会議」を開き、鳥インフルの防除体制と実際の防除方法を確認するとともに、防疫服の着脱と農場への入退場の防疫演習を行った。万一の発生の際に、迅速な初動防疫ができるよう手順などを確認し意識を高めた。

 鳥インフルは2009年2月に愛知県でうずらに発生して以来、国内では発生していない。これから年末年始にかけて海外への渡航が増え、渡り鳥のシーズンも迎えることから「気の抜けない状況」(農政課)、「初動体制はスピードが大事。日頃の訓練がものを言う」(飯田家畜保健衛生所)として開催した。

 地域連絡会議は現地対策本部の業務を迅速かつ効果的に推進するために設置される。鳥インフルのまん延防止や、県民に対する正確な情報提供と風評被害の防止などを円滑に実施するための協議、準備を行うことを目的とする。

 地域連絡会議を構成する県や市町村、JAみなみ信州、県獣医師会下伊那支部などの担当者ら約30人が参加。発生(病性決定)から防疫措置、移動制限、搬出制限区域の概要、消毒ポイント設置・運営、野鳥についての対応などを再確認した。

 この中で、林務課の職員は「人が鳥インフルに感染する可能性は極めて低いが、野鳥が死んでいるのを見つけた場合には、細菌や寄生虫に感染しないよう、ゴム手袋をするなどして素手で触らない」ように注意を呼び掛けた。

 防疫演習では、防護服・手袋・長靴・帽子・マスク・ゴーグルを着用して農場に入り、鳥インフルにかかった鶏に見立てた20キロの重石が入った専用容器に炭酸ガスを注入して殺処分などの作業をしてから退場するまでの訓練を行った。

 同獣医師会副支部長(62)は「防護服の着心地がいい。スムーズに動ける。採血の時には手袋ではやりづらそうだが、殺処分なら大丈夫」、高森町産業課の職員(20)は「口元が締め付けられる感じがするが、動きやすい」と感想を話していた。

  

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