新型コロナウイルスの県独自の感染警戒レベル「5」への引き上げに伴い、飯田市中心市街地の飲食店従業員らを対象に行った無料のPCR検査で、市は25日、検査を受けた352人全てが陰性だったと発表した。
県と市による無料のPCR検査は19日から23日までの5日間実施し、希望した352人の検体を採取した。
接待を伴う飲食店などに勤務し発熱やせきなどの症状がなく検査を希望する人が対象で、検体採取会場は市役所前の駐車場に設置された。
当初計画は19~22日の4日間だった。1日の検体採取について70人を上限に設定したものの予約が想定を上回り、1日追加した。検査人数は19日と20日が70人、21日と22日が67人ずつで、追加した23日は78人だった。
市保健課の池戸通徳課長は感染が広がっていないことを確認できたとして安堵の表情を示し、「中心市街地に対する不安の解消につながれば」と話した。それぞれの店舗で感染予防を徹底した結果ともみて、引き続き感染予防に力を入れるよう呼び掛けた。