高齢者のワクチン接種スタート

子育て・医療・福祉

[ 2021年 5月 25日 火曜日 15時20分 ]

 松川町、高森町、豊丘村、喬木村、大鹿村の下伊那北部5町村は24日、65歳以上を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種を始めた。対象者は計1万3262人で、このうちの8割の接種を想定。高森町健康福祉課によると、5町村で1週間に1200人ほどの接種を行い、2回目の接種までの完了は8月中旬を見込んでいる。

 北部地区では5町村と医療機関が連携し、共同接種体制を構築。65歳以上の接種は下伊那厚生病院や下伊那赤十字病院を中心とした12の医療機関で実施する。5町村内に住民票があれば指定の医療機関のどこでも接種を受けることができる。

 このうち高森町吉田の下伊那厚生病院は、隣接するあさぎりの郷地域交流センターに会場を開設。この日の午後から接種を開始した。

 訪れた人は受付で接種券と予診票、本人確認書類を提出。往診を済ませてから注射を受け、経過観察のため15分間会場で待機した。

 接種を受けた近くに住む男性(65)は「注射による痛みは普通。2回目の接種後の副反応が大変と聞いているがどうなるかな」と話し、スマートフォンで3週間後に控える2回目の予定を確認していた。

 会場を視察した同町の壬生照玄町長は「医療機関が潤沢にあるわけではない。こういう時だからこそ5町村で助け合うことが大切」と強調。「接種を希望する人がスムーズに受けられるよう進めていければ」と話していた。

 5町村は31日午前9時から、接種の予約を再開する。今回は3000~4000人ほどを見込み、6月14日以降に1回目の接種が受けられる。

 インターネット予約は24時間受け付けるが、各町村が設置するコールセンターは土日祝日を除く午前9時から午後5時まで。

7月末の接種完了
「県の支援必要」

 北部5町村でつくる下伊那北部総合事務組合の全員協議会は24日、豊丘村役場で開かれ、管理者の壬生照玄高森町長が5町村の65歳以上を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種体制や予約状況などを報告した。

 壬生町長は対象者計1万3262人のうち8割が接種を希望した場合、現在の体制で2回目の接種が完了するのは「8月中旬になる」と説明。打ち手が不足していることから、政府が求める7月末までの完了には「県による医療従事者の確保など支援が必要」とし、引き続き県に支援を求めていく考えを示した。

◎写真説明:65歳以上のワクチン接種がスタート(下伊那厚生病院)

  

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