「最悪の事態」想定し対応 飯田市で県総合防災訓練

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[ 2017年 11月 6日 月曜日 17時49分 ]

がれきを撤去する隊員らトリアージを行うDMAT

 県と飯田市は5日、2017年度の県総合防災訓練を飯田市川路の川路多目的広場など3会場で開いた。警察や消防、自衛隊、県や市の関係者など県内外から159団体約3000人が参加。飯田市の地域特性を踏まえて最悪の事態を想定し、住民と行政が連携して行う被災者救出・救護、水防訓練など実践的な内容を行った。飯田市で同訓練が行われるのは1993年以来。

 「最悪の事態」は、飯田下伊那地域で記録的な大雨が降り、静岡県駿河湾沖地震と伊那谷断層帯地震が連鎖的に発生した―というもの。雨と地震による堤防決壊や土砂災害のほか、市街地での大規模火災や交通事故で毒劇物が漏れ出した状況を想定したものなど約50項目の訓練に臨んだ。

 このうち「大規模がれき・土砂災害救助訓練」には、飯田広域消防本部と県内12の消防本部、飯田市消防団機動救助隊などが参加。倒壊した家屋に人が取り残されている状況を想定して、がれきの撤去や負傷者の搬送などを行った。

 木材が折り重なった現場で、隊員らは「大丈夫ですか」「もう少しですよ」などと声を掛け、チェーンソーやスコップを駆使して木材と土砂を取り除いた。救出・傷病者はトリアージをして搬送。小学生を含む地元住民らも救護活動に協力した。

 救助に参加した同市桜町の消防団員、酒向将広さん(31)は「実際に訓練してみると思わぬところに危険が潜んでいることが分かり、勉強になった」、治療を手伝った山本小学校4年の高山沙雪さん(9)は「災害があったとき手順を間違えないようにしっかりと覚えたい」とそれぞれ話した。

 また、広場北では災害発生時に出動する車両の展示や乗車体験が開かれ、多くの親子連れでにぎわったほか、カレーの炊き出しも行われ、来場者に500食が振舞われた。

 訓練を見守った関島弘文消防長は「今回のような訓練を繰り返し行うことで、より一層連携を密にしていけたら」と語った。

  

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