
結氷した高森町の不動滝(ドローンで22日午前10時撮影)
22日の飯田下伊那地域の朝の最低気温は飯田で氷点下8・8度を観測するなど、各地で今冬最低となった。放射冷却の影響もあるとみられる。落石でアクセスできない高森町牛牧の不動滝を本社のドローンで上空から撮影したところ、結氷している姿がみられた。
22日は冬型の気圧配置が次第に緩み、飯田では朝から青空が広がった。晴れて地表の熱が奪われる放射冷却の影響があったとみられ、朝の最低気温は飯田で午前7時9分に氷点下8・8度、南信濃で同6時33分に氷点下8・2度を観測し、いずれも今冬最低となった。浪合は同7時15分に観測した氷点下13・8度が、今月2日の氷点下13・9度に次ぐ低さとなった。
寒いシーズンは全面結氷して話題になる高森町牛牧の不動滝は、昨年8月の豪雨で発生した土石流により林道の通行止め規制が続いており、アクセス不可能。ドローンで上空から撮影したところ、一部が結氷し、上部に雪が積もっている様子がうかがえた。
同日午前11時現在も飯田の気温は氷点下1・4度にとどまっているが、長野地方気象台の予報では7度程度まで上がるとされ、今冬初の真冬日とはならなそう。
気象台によると23日の県南部は晴れ時々くもりの予報で、飯田の朝の最低気温は氷点下6度、日中の最高気温は8度と予想されている。
◎写真説明:結氷した高森町の不動滝(ドローンで22日午前10時撮影)