ヘブンスと伊那スキーリゾートが経営統合へ

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[ 2011年 12月 3日 土曜日 13時28分 ]

  阿智村でヘブンスそのはらを運営するジェイ・マウンテンズ・セントラル(阿智村)と伊那市の中央道伊那スキーリゾートを運営する伊那リゾート(伊那市)が、経営統合に向けて動き出した。来春を目安に統合し、運営の効率化を図るほか、冬場以外の誘客で実績のあるヘブンス側の手法を生かし、伊那スキーリゾートの通年営業化で需要拡大を目指す。

 両社の社長にはヘブンス支配人の白澤裕次氏(47)が1日付で就任。伊那スキーリゾートで同日開いた安全祈願祭に、伊那リゾートの親会社、クロスプロジェクトグループ(北安曇郡白馬村)の辻隆社長とともに出席し、方針を明らかにした。

 統合の方式などの詳細は「現実的にはこれからの協議で決まる」(白澤社長)、「対等が望ましい。自治体も違うことも踏まえ、具体的にはこれからの協議で」(辻社長)としている。

 伊那スキーリゾートは2008年度に営業を休止し、クロス社が09年度から再開。地域に密着した経営に向け、昨年2月に100%子会社の伊那リゾート社を設立した。

 昨シーズンは約3万6000人が訪れ、売上高は約1億3000万円。国内スキー場の経営環境が厳しく、少子化による需要減も懸念されることから、国外も視野に入れた需要拡大と効率化に向け、クロス社側が子会社とジェイ社の統合に向けた協議を打診した。

 ヘブンスは春のミズバショウ、夏のトレッキングと森林セラピー、花畑、秋の紅葉による集客も図り、今季は22万人の利用客と6億円の売上を見込む。5年ほど前から春│秋営業の成果が表れ、スキーオフシーズンの利用客は約16万人となっている。

 取材に対し白澤社長は「伊那でも通年営業できるかたちを年度内に整備して、来年度、再来年度に付加価値として出したい」、辻社長は「現状は戦国時代でなく幕末。日本のスノーリゾートがアジアのトップであるためには、同じようなスキー場が体力争いをするより合体する必要がある。広域連携で連泊と通年観光を目指したい」としている。

  

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