南信濃の山火事鎮火 放水4日間、自衛隊も出動

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[ 2017年 5月 9日 火曜日 15時52分 ]

現場での空中放水

 飯田市南信濃南和田の戸倉山(標高1167メートル)の東向きの尾根(標高約1100メートル付近)で5日に確認された山林火災は、自衛隊機や他県ヘリの出動で4日間にわたる空中放水が行われ、飯田広域消防本部は9日午後1時半、鎮火したと発表した。焼失面積は速報値で山林約7・5ヘクタール。けが人や住宅への被害はないという。

 上空からの確認と、地上からの熱源探知で一帯に熱が確認されなかったことから、8日午後4時18分に鎮圧したと判断。9日は地上での消火や監視を続けていた。

 通報は5日午後0時58分ごろあり、同日夕から応援協定に基づいて他県の防災ヘリが消火活動に当たった。

 市は6日、県知事に対して自衛隊の災害派遣を要請。7、8の両日は自衛隊ヘリ4機も出動して空中消火をした。

 8日は午前4時過ぎから活動し、各機は和田の南信濃ヘリポートで装備を整え、天竜川の平岡ダムで給水。上空から次々と散水した。

 4日間で東京、埼玉、静岡、愛知、岐阜の5都県の防災ヘリが出動。自衛隊の4機とともに計194回にわたり589・1トンを放水した。

 鎮圧後、自衛隊への派遣要請を解除した。

 飯田下伊那地域では1984年5月、豊丘村神稲の下烏帽子山から鬼面山にかけて大規模な山林火災が発生し、40ヘクタール余を焼損。ヘリ2機による3日間の放水が行われたが、今回の消火はそれを上回って長期化した。

 同本部は、広葉樹の密集で水が地面に届きにくかったことを要因の一つに挙げている。

 この火災で、ヘリ隊員を含めた出動人員は8日までの計で延べ562人。他に地元の日赤奉仕団が連日の炊き出し作業に当たった。

 県外ヘリによる飯伊での消火活動は、3月の県消防防災ヘリ墜落事故後初めて。昨年は5件の火災で要請し、2件で空中偵察をしたが、放水はなかった。

 関島弘文消防長は「円滑な連携で迅速な対応をしてもらうことができ、感謝している」と話した。

  

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