地裁飯田支部の煙突にアスベスト、屋外に飛散した可能性も

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[ 2016年 7月 6日 水曜日 13時59分 ]

裁判所アスベスト 飯田市江戸町の地裁飯田支部の煙突からアスベスト(石綿)を含む粉じんが飛散していた可能性があるとして、長野地家裁=長野市=は4日、近隣住民に謝罪を始めた。今後詳細に調べるが、6月に支部内外で行った粉じん濃度の調査では、詳細調査を必要とする環境省の測定指針を下回ったという。

 長野地家裁によると、6月24日に行った東京高裁の目視調査で、機械室内にある冷暖房設備の排熱用煙突の底に内壁のものと見られる石綿を含む断熱材の一部が剥がれ落ちて堆積しているのが見つかった。

 2009年の同調査で石綿の飛散の有無を継続して調べることが望ましいとされていた他、13年には断熱材の劣化も確認されていたが、適切な対策を怠ったという。

 6月28日に支部の屋内7カ所、屋外5カ所の計12カ所で空気中の粉じん濃度を測定。石綿以外の植物繊維なども含む繊維の総数は1リットル当たり0・5本以下で、詳細な分析が必要とされる環境省の測定指針の同1本を下回った。

 1日に煙突の上部をシートでふさぎ、冷暖房のシステムを停止。現在は法廷を含む施設内全てで冷房が使えず、窓を開けたり扇風機を使っている。

 長野地家裁は4日、近隣住民に謝罪した。住民によると、おわびとともに今後の対策について説明会を開く予定がある旨が伝えられたという。

 近くで暮らす女性(72)は「説明を聞き、それほど影響はないだろうとほっとしたが、遠い存在だと思っていたアスベストが身近な問題だと知り、驚いた」と話していた。

 長野地家裁の白井幸夫所長は「適切な対応をとる事なく、煙突の使用を継続していたことについては、近隣の皆さまや裁判所利用者の方に対しておわび申し上げる。速やかに煙突の使用を停止し、頂部をふさぐなどの対応をとったが、今後も早急に必要な対策を講じる」とコメントした。

 

  

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