月が地球に最も近付き、通常より大きく見える「スーパームーン」が28日夜、飯田下伊那地域でも各地から観測された。前日の「中秋の名月」に続き、2日連続して月見を楽しむ人の姿も見られた。
月は地球の周りを楕円軌道で回っており、地球からの距離が約35万7000キロと近くなったり、40万6000キロと遠くなったりするのを繰り返している。スーパームーンは1年間で最も月が近くなる日と満月が重なり、地球から月が最大に見えることで、最小に見える時期より14%ほど大きく、30%ほど明るく見えるという。
この日は飯伊も好天で、東の空に浮かんでひときわ大きく、明るく光る月の姿を各地から観察することができた。
アップルロードでは、信号待ちで停車中の車から月を眺める人や、沿道からスマートホンを向けて撮影する歩行者らの姿も見られた。