飯伊消防協会(会長・清水政彦飯田市消防団長)は17日、飯田市座光寺の座光寺河川敷グラウンドで、2011年度市町村消防団幹部基礎強化訓練を行った。市町村各消防団の正副団長や幹部など、約540人が参加。規律訓練などを通じて、幹部としての自覚を高めるとともに、火災現場などでの指揮能力の向上を図った。
冒頭、清水協会長は東日本大震災に触れ「飯田下伊那も東海地震が発生した際には被害が予想される。そうしたことを常に念頭に入れ、日々の活動に励んでほしい。また、現場では自身の安全にも十分に注意してもらいたい」とあいさつ。激励を受けた団員らは、規律訓練、ラッパ吹奏訓練、救護訓練をそれぞれの立場に分かれて実施。規律訓練では、小隊での通常点検や編成・整列の的確さ、停止間、行進間、指揮旗の取り扱い方法などを確認した。参加した団員らは気合の入った表情で、きびきびとした切れの良い動きを見せ、訓練を一つひとつこなしていった。
この日、訓練に先立ち10年度日本消防協会定例表彰伝達式が行われた。