飯伊昨年13人遭難6人死亡、登山者の観光客化に対応も

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[ 2014年 6月 12日 木曜日 12時03分 ]

 下伊那地区山岳遭難防止対策協会(会長・柳島貞康大鹿村長)=事務局・下伊那地方事務所商工観光課=は11日、第52回定期総会を県飯田合同庁舎で開いた。ことしは南アルプス国立公園指定50周年や、県が制定する「信州山の日」で登山者の増加が予想されている。一方で、遭難も4年連続で増加していることから,安全登山の啓発や遭難防止活動、登山道の標識整備などの事業計画と予算を決めた。

 また、登山者数が増加する中で、登山者の多様化、観光客化への変化に伴い、遭難防止対策事業を効果的に展開するため、県山岳遭難防止対策協会が5月の総会で組織改正を議決した。これに伴い、下伊那地区の協会でも組織改正を行い、従来の施設部、防止対策部を統合し「防止対策部」とするための会則の一部改正を決めた。

 県のまとめによると、2013年に長野県内を訪れた登山者は、約74万人と推定され、前年と比較して約3万5000人(5・0%)と4年連続で増加した。夏、秋山シーズンの天候がよかったことで、全ての山域で登山者が増加。北アルプスが1・3%増の38万3000人、中央アルプスが10・7%増の6万2000人、南アルプスが14・3%増の4万人、八ケ岳連峰が1・0%増の10万人、その他山系が13・1%増の15万5000人だった。

 登山者数が増加する中で、遭難の発生件数は300件(前年254件)、遭難者数は328人(同279人)といずれも前年より大幅に増加し、過去最多。65人が死亡、9人が行方不明、161人が負傷、93人が無事救出となっている。山系別では、北アが168件182人、中アが23件25人、南アが14件15人、八ケ岳連峰が32件36人、その他山系が63件70人の内訳。アルプスや八ケ岳などの主要山岳地域以外の山域で登山者が増加したことが遭難の増加に影響した。

 飯伊地域では昨年、13件(人)の遭難が発生し、6人が死亡、2人が行方不明、4人が負傷、1人が無事救出された。いずれも飯田署管内で発生し、南ア以外のその他山系で発生した7件のうち4件はきのこ採り中に滑落、死亡した。

 総会で、柳島会長は「毎年、遭難者が増えている。経験や体力に合わせた登山計画を立てる必要がある。基本的な心構えを欠いた登山者が増えており、安全登山の啓発の重要性と当協会の果たす役割が高まっている」と強調した。

  

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