1年間の防災の意気を高める飯田下伊那各市町村の消防出初め式が、5日の根羽村消防団(鈴木伸弥団長、49人)と平谷村消防団(川上信彦団長、32人)を皮切りに始まった。
このうち、根羽村消防団は、万場瀬地籍から式典会場の老人福祉センターしゃくなげまでの国道153号沿いをパレード。根羽小学校児童でつくる根羽村少年少女消防クラブも加わり、ラッパ吹奏とともに村中心部を堂々と行進した。
式典で大久保憲一村長は「村民の尊い生命と財産を守るという使命のもと、地域防災の要、地域づくりの要として大きな期待を寄せている。より一層の精進を」と激励した。
鈴木団長は「消防団に求められる役割は年々多様化し、重要性が増している。村民が安全で安心して暮らせるようより一層努力していきたい」とあいさつした。表彰や来賓祝辞を経て「火の用心」を三唱し、1年間の無火災、無災害を願った。
飯伊の消防出初め式は6日に大鹿村で開催。飯田市は8日、松川町は14日、残り9町村は7日に開催する。